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能登ツアーに行きたい

TOUR REPORT

第6弾「人と出逢う旅、奥能登撮影秘話ツアー」注目!! 映画冒頭シーン「あえのこと」見学

日程:2015年12月5日(土)~6日(日)
参加者:12名

酒蔵見学と共に映画冒頭と終わりシーンに起用された田の神神事「あえのこと」見学が今回の旅の見処!石川県の冬は雨か雪が多いのに、この旅では虹がそこかしこに見られ、「あえのこと」の時だけほんの少しの霰(あられ)が降という天の演出も功を奏しました。

「人と会う」という側面では、能登町鵜川の菅原神社梅田宮司さんと、公民館職員鍋谷さんに「当たり前にある能登の暮らし」のお話を伺いました。振舞っていただいたお茶にはご近所さんからのお福わけの柚が入ったお茶が!四季の移り変わりに敏感で、自然との付き合い方を知っていて、それらを分かち合う心の豊かさをお話いただきました。

また能登半島は全体に祭りが多いですが、それだけ人智を超えた存在を身近に感じながら暮らしているのだということが伺えました。

お昼は魚問屋直営店の「かね八」さんにて、旬のお刺身や香箱蟹、そしてブリ大根に舌鼓。そして、お待ちかねの酒蔵見学へ!映画のクライマックスを飾った宗玄酒造、坂口幸夫杜氏に会いに行きました!スクリーンで観ていた杜氏さんからのお話にみんな興奮気味に。

続いて、「あえのこと」見学へ。通常家庭内の神事なので、一般公開はされませんが、映画製作で培った地元の方との心の交流により今回特別にお許しいただけました。
田んぼは唯一の命綱であり、その神様へ最高のおもてなしをする心というものが恐らくツアーに参加されたお客様方とも共有できたのではないかと思います。道中、風物詩「波の花」や「垂水の滝」の水が風で吹き上がる現象にも遭遇!

お宿は輪島民宿「満月」さん。館内は漆塗りの造り。翌朝は、朝市でお買い物の後は、「日吉酒造」さんへ蔵見学。酒造りの工程を現場でより詳しく教えて貰い、試飲の末みなさん購入されたいました。

お昼ご飯は、地の食材や鮮魚を使用したイタリアン「オリゾンテ」さんで!すっかり、ほろ酔いになったまま、輪島塗の魂を教わるべく「輪島屋善仁 塗師の家」へ。一時は解体の危機にさらされた塗師の家を私財をなげうって保存し、日本一と呼ばれる輪島塗の歴史や、ものづくり魂をこの建物を通じ語り継がれています。

最後に別所岳スカイデッキから能登半島の内浦を拝みました。比較的お酒が好きな方が集まるツアーですが、それは入口であり、「日本文化を少し踏み込んだ形で触れたい」と思われる方に良い旅だと思います。

(写真は、参加者様撮影のものも含まれています)

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