呑みトモプロジェクト

映画『一献の系譜』公式サイト

呑みトモプロジェクトってなに?

著名な方々からの応援メッセージ

  • 山本洋子
    地域食ブランドアドバイザー&純米酒肴セミナー講師
    米の酒の背景は、こと見えにくい。対してワインは葡萄の性質が色と味、香りに現れるため、品種、畑の位置、土壌までもが語られる。とはいえ、日本酒こそ、地域が育む環境と人力が詰まっている。純米酒一升を造るのに必要な米の量は、玄米約1kg。田んぼに換算すれば1坪。純米酒一升を飲み干せば、田んぼ一坪分飲んだことになる。四大杜氏の一つ、能登杜氏は、全国に名高い名人揃いの技能集団。能登は農地が少ないため“農漁二刀づかい”という杜氏が多い珍しい土地だ。石井かほりさんの新作映画「一献の系譜」では、そんな杜氏たちのいとなみが記録されるという。能登杜氏の熟練の技と精神が、米と米麹をどのように扱うか。能登半島の豊かな自然が、杜氏の感性と技術をどう鍛えてきたのか。米づくりから始まる酒造り。一杯の米の酒を意識することで、能登、ひいては日本を意識することに違いない。
  • 菱田賢治
    漆芸家
    私は漆塗りの仕事をしております。昔ながらの漆の樹液を刷毛で塗る仕事です。効率や利益優先の原題で、あえて手間隙かけて昔ながらの作り方に誇りと拘りをもって、なすべきことを黙々とするだけです。長い歴史の中で、先人たちの培った技術を後世に繋ぐ点となっていくのです。そんな無名の職人さんたちの仕事を紹介してくれる、このプロジェクトを応援しております。
  • レイチェル・チャン
    81.3FM J-WAVE ナビゲーター
    日本酒が好きになったのは30代半ば、とちょっと遅い出会いかもしれません。でも初めて酒蔵を訪ねた時に触れたあの独特な香りと空気は、その後の日常を変えてしまったくらいの出会いでした。今では日々欠かせない存在となり、旅に出る際は話題の観光スポットを巡るより酒蔵さんを訪ねるのが何よりの楽しみです。何代にも渡ってバトンをつないで来た蔵人達の想いを伺うと、日々頂く美酒が一層味わい深く感じられるだけでなく、日本が世界に誇る匠の技を醸し続けて下さっている事を素直に「ありがとう」と思う。
  • 牛山 大
    NPO法人 ブルーフォー東北 副代表理事/六本木ヒルズ ハリウッドビューティグループ 代表
    日本酒を、よく外で飲む。なぜだろう。友を選ばないから、ではないか。堅苦しくなく、ちょっと飲みたい時は小さいお猪口で、沢山飲みたい時は枡か。集う人のそれぞれのペースや趣味を反映させてくれるのが日本酒である。同じ酒を冷して飲めるかと思えば、温めて飲んだり。南北に広がった各地域のご当地名酒から、地元話や地域文化に花咲かせることができる、そんな自然や四季と連動しているのもいい。自分を表現するのが苦手と言われがちな日本人も、日本酒だったら、好きに選んで好きに飲むのがスタイル。自己表現、地元自慢できているではないか。そんな歴史と文化を一気にみせてくれる石井監督の最新作。コミュニケーションと自己表現の映像の世界はまさに、日本酒呑みが創造できる世界なのだ。期待せずにはいられない。
  • 大倉源次郎
    能楽 囃子方大倉流小鼓方十六世宗家
    日本酒、それは大自然の恵みと力を用いて人が造り出す最高の芸術品。世界中の人がそれを楽しむ日に平和は訪れると確信します。
  • あおい有紀
    アナウンサー・酒サムライ
    いつも「おかえり!」と、温かく迎えてくれる輪島の友人達。能登にはご縁ありこれまで何度も訪れていますが、私にとって第二の故郷のような場所です。毎年夏に開催される輪島大祭にも4度参加。法被にねじり鉢巻、草鞋を履いて、掛け声と共にキリコを担いで街を練り歩くのですが、ここで欠かせないのが、日本酒。一升瓶で豪快に振舞われる地酒の、また美味しいこと!!杯もどんどん進み、太鼓の音と共に士気も高揚していきます。まさに、祭りで直会としての日本酒をいただくことで、神様と人とが繋がっている感覚に。普段も能登の地酒をいただく度、私はこの祭りの事を思い浮かべています。能登の自然の中、能登杜氏の熟練した技で、どう日本酒が造られているのか、能登の文化と日本酒がどう交わっているのか、石井監督の最新作「一献の系譜 能登杜氏のいとなみ」で描かれ、国内外に伝わっていくことが今からとても楽しみでなりません!
  • 平出淑恵
    酒サムライコーディネーター
    今年で三十周年を迎えた世界最大規模のワインコンペティション(IWC)に2007年からSAKE部門が創設され、この大会の日本代表を務めている、グローバルな世界へ向けてグラスの中の品質追求の世界に居ながらも、年々募る想いは、それぞれの日本酒の背景にある風土、蔵の歴史、文化が紡ぎ出す奥深い魅力だ。それも一緒に発信してこそ、世界へ日本酒のより深い理解を広げる事になるだろうと思う。石井監督の能登の地に寄り添うような、こつこつとした映像事業が私たち民族の過去、現在、そして未来を能登の日本酒を通して照らしてくれるに違いない。石井監督期待しています!

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